最近読んだ本「そのノブは心の扉」

劇団ひとり

多岐にわたって活躍している劇団ひとりさんの短編エッセイ集。

そのノブは心の扉

彼の作品を読んだのは今回が初めてです。ユーモアたっぷりに描かれている彼の日常。くすくす笑うのはもちろん、声を出して笑ってしまう箇所も複数あり、とても楽しく読めました。

彼ほどの人気者であれば、仕事で多忙な毎日を送っているはずです。それにも関わらず、仕事をしていないときの彼の行動力の高さに驚きました。

例えば、自分だったら、仕事から家に帰り、ソファーに寝転がってビールを飲んでしまうところ、彼は何か日常とは違うことをするために、仕事後に富士山に向かってしまうとか。やると決めたら即行動。時としては、逃げられないような状況に自分自身を追い込んでまで。頭が下がります。

それだけではなく、自分の感じていることや、周りで起きていることへの観察力もやはり高い。多くのことに興味を持ち、実際に体験し、そこで観察したことをうまい文章で表現しています。当たり前のことかもしれませんが、面白い文章は、面白い体験無しには書くことが難しいと改めて感じました。

面白いことの発見に努力を惜しまない彼の姿勢を知り、彼が売れっ子であることにも納得できます。劇団ひとりさんに見習うべきところはたくさんある、そう感じた作品でした。

ところで、円だと ¥533 + 税で格安なのですが、英ポンドだとこんなにするの!?、と実はこの本の購入を一旦躊躇しました。なんたって、数時間で完読できるような薄っぺらな本です。でも、買って正解でした。

彼の他の作品

  • 「陰日向に咲く」
  • 「青天の霹靂」

もぜひ読んでみたいと思います。

 
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