鳥達とオバサン

Lunchtime Kickabout

天気の良い昼休み。同僚といつものように近くの公園でボールを蹴っていると、それまで木の下に座っていたオバサンが近寄ってきて僕らに怒鳴りつけました。

「鳥達が驚くからボール蹴りは止めろ、馬鹿野郎!」

今にも殴りかかってきそうなくらい彼女は怒っています。続けてここには書くことのできないような汚い言葉で僕らを罵ります。

そんな言葉の連続にうんざりしたのか、ベンチに座っていたサラリーマンもやってきて、「公共の場でそんな言葉を使う必要はないだろ!」と言いました。全く彼の言う通りです。

オバサンの怒り度は絶頂に達したのか、「警察を呼んでくるから待ってろ、おたんこなす!」と言い放ち、すたこらどこかに行ってしまいました。火に油を注いでしまったのは明らかです。

鳥を驚かして逮捕、なんて前代未聞。ボール蹴りが禁止されている公園ではないし、まさかこんな些細なことで警察が動くわけがありません。

鳥達もオバサンの怒声に驚いてどこかに行ってしまいました。なんたって、歩行者が足を止めてなんだなんだと見てしまうくらいの大声でしたから。

オバサンが戻ってこないことを願いつつ、静かになった公園の片隅で残りの休み時間も軽く汗を流しました。

 
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